2022年活動報告

・愛媛県歯科医師会で講演しました。7月31日(日)場所;愛媛県歯科医師会館/愛媛県口腔保健センター

 コロナ感染で、対面での講演会はここ数年ありませんでしたが、今回の講演依頼はコロナが比較的落ち着いていた昨年にきまり、最悪、リモートもありうるとの条件でお引き受けしました。
結果、第7波の最悪の条件下での開催となりました。したがって、午前中はZoomによる講演となりましたが、午後は、実際の患者さんの症例写真を使う講演でしたので、対面としていただきました。
定員250名以上の会場にちらほら、全くの少人数でしたので、Social distancing は十分すぎるくらいでした。
(それぞれ10m以上は離れていたと思います。もっとかな?)


この会館、まだ完成したばかりで、館内はいい木の臭いがしました。すばらしい建物、設備です。

入り口に案内が出ていました。

午前中は、小部屋で関係者のみのZoomによるリモート講演でした。


午後は、実際の患者さんの手術写真などを使った講演でしたので、リモートでなく対面での講演にしていただきました。
250名以上が楽に入れる大きな会場でしたので、”ちらほら”という状態で、なおかつ全員マスク着用でした。
私から、最も近かった先生でも15m以上離れていたと思います。
コロナ下にもかかわらず、講演させていただき有難うございました。

 

・2022年AAID(アメリカ口腔インプラント学会)年次学術大会報告
  (9/21-24、ダラス市、学会場;Hilton Anatole Dallas ホテル)

  今年は、愛知インプラントインスティチュートから試験に合格した3名のAssociate Fellowの認証式がありました。
  長谷川正和先生、水野 駿先生、石黒大蔵先生の計3名です。おめでとうございます。

 

長谷川正和先生おめでとうございます。

試験に合格した先生は、Business meetingにて、一人ずつ 資格認定証が授与されます。

 

 

石黒大蔵先生、おめでとうございます。

 

合格した3名との記念写真です。 左下が水野 駿先生です。

学会最後の、土曜の夜には、会長招宴があり、そこで一人一人、試験に合格した先生の紹介がされ、出席者全員の祝福を受けます。

合格者全員が、壇上に並び祝福を受けます。画面左に水野駿先生の顔が見えます。
努力の賜物です。おめでとうございます。


  さて、学会の方ですが、アメリカでは、インプラントオペから、上部構造まで、何が何でもデジタルで完結という方向になっています。
もうこれは、歯医者ではなくてコンピューター技術者ではないのかという領域まで来ています。

  自分は、何だかんだで長年の経験を基盤としたアナログの世界と昨今のデジタルの世界の両方に足を突っ込んでいますが、これからの若い先生は、スタート地点からデジタルの世界になるでしょう。但し、診断・治療計画や技工については非常な助けとなるでしょうが、医科のダビンチ(手術支援ロボット)を見ればわかるように、完全にロボットだけでは手術は無理なようで、やはり現場では熟練の医師が必要となるようです。

  話は変わりますが、今、円安でとんでもないことが起きています。現地で1ドルが147円でした。
朝、学会場のホテルのビッフェスタイルの朝食が一人24ドル、これに20%tip、約30ドルで4千円以上でした。
円安、事前にわかっていたので、日本で “カップラーメン” や “どんべえ” など、大量に買い込んで現地に持参しましたが、それを食べるための水をホテルで買ったら、なんと500mlのボトルで5ドル68セントでした。(水の銘柄の選択を間違えたかも?? それにしても高い!!!)
  日本で買って持って行ったカップラーメンを食べるために使う水と、自身が飲む水だけで1万円くらい払いました。日本から持参した食べるものより高いとは驚きです。

  まあ、日本のニュースで、New York でトイレットペーパーがone roll、400円すると言っていたので覚悟はしていましたが、実際アメリカに行ってみると、とんでもない値段で本当にびっくりしました!!!

  コロナについて;
 アメリカでは100万人、コロナで亡くなったとWebで見ましたが、それにもかかわらず、99%以上の人が今はマスクなし。とにかくマスクをしている人をほとんど見かけませんでした。
  ホテルのチェックイン時に、多分自分たちと同じ外国人のみがマスクをしているだけで、現地の旅行者はマスクなし。
  学会場でも、マスク、ほとんど見ない!!! というか、自分だけだった!!!
  マスクをしていると、こちらが変な目で見られる!!!
  JALの機内では、寝るときも含めて、常時マスク着用、しかし、ダラス空港(DFW)で降りたら、周りはマスクなし。この差がスゴイ!!!

  とにかく、アメリカはなんでもありの国です。良し悪しは別として、なんでも画一化しようとする日本とは明らかに違うステレオタイプです。

 

・AAID(アメリカ口腔インプラント学会)の認定資格、Associate fellowのための1次試験(筆記試験)が November 28 - December 9, 2022年に実施され、日本人8名受験で全員合格されました。
   今年のAAID(アメリカ口腔インプラント学会)の1次試験/Written Examination(筆記試験・すべて英語)が、11/28から12/9にリモートで実施され、その結果の発表がありました。
AIIから、日本人8名受験が受験しました。
結果、8名全員合格でした。
昨年も受験者8名で全員合格でした。
本拠地アメリカでも、なかなか100%の合格はないようです。
英語が母国語でない日本人にとっては、とんでもないハンデがあるにもかかわらず、2年連続100%の合格率には、私自身びっくりしています。
これは、受験生の大変な努力の結果と、インストラクタ-の先生方の自己犠牲の賜物です。
受験生の皆さん、本当におめでとうございました。(国試以上に、死ぬほど勉強したと聞いています。)
インストラクタ-の先生方におかれましては、感謝してもしきれません。
重ねて、ありがとうございました。
来春には、2次試験のOral Examination(口頭試問)がひかえています。
これは、Written Exam.のようにはいかないと思います。
奇跡が何度も起きることはないでしょうから、最善を尽くして天命を待つしかないでしょう。